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2006年08月25日

萎縮(いしゅく)性胃炎

ピロリ菌に感染すると慢性胃炎になりますが,長期間慢性胃炎が持続すると胃粘膜が萎縮し,『萎縮性胃炎』と呼ばれる状態になります.日本では萎縮性胃炎は高齢者に多く見られるため,以前は老化現象と考えられてきましたが,現在ではピロリ菌感染が原因であることが明らかになっています.
また,萎縮性胃炎を背景にして胃がんが発生することも分かっています.その頻度は約0.4%(およそ200人に一人)と報告されていますが,もっと高頻度である(2-3%)という意見もあるようです.逆にピロリ菌に感染していない人に胃がんが発生することは極めて稀であることも分かっています.
日本人は世界的に見ても胃がんの多い国民ですが,その理由のひとつとして50歳以降のピロリ菌感染率が80%以上と発展途上国並みに高いことが挙げられます.

胃がんの前がん段階と言われる『萎縮性胃炎』,さらにその原因となるピロリ菌感染の有無を診断することで胃がんの予防・早期発見につながります.

※とくに症状のない方の胃カメラや,胃・十二指腸潰瘍のない方のピロリ菌診断は健康診断扱い(自費)となります.詳しくは受診時にお問い合わせください.

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