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2006年09月12日

高脂血症の食事療法

『高脂血症』とは,血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)が高い状態を言います.コレステロールや中性脂肪が高いと動脈硬化が進み,いずれは狭心症や心筋梗塞,脳梗塞や腎機能障害,手指や足趾(あしゆび)の壊死(血流が途絶えて腐ること)などさまざまな合併症が起こりやすくなります.
高脂血症の原因は遺伝的な体質のほかに肥満,食べすぎ,運動不足や飲酒などが挙げられます.また女性は更年期になるとコレステロール値が上がりやすいので注意が必要です.
血液検査でコレステロールや中性脂肪が高くても,すぐには症状が出ないもの.だからといって放置しておくと徐々に動脈硬化が進み,取り返しがつかなくなります.総コレステロールが220mg/dl以上の人はすでに動脈硬化になり始めているかもしれません.早めに医師に相談するようにしましょう.

●食べすぎ・飲みすぎを改めましょう
1日に必要なカロリーは身長・標準体重から計算できます.高脂血症の人はカロリー過多の場合が多いので食べ過ぎに注意しましょう.アルコールも取りすぎると中性脂肪が高くなりますので要注意です.

●コレステロールの多い食品に注意
高脂血症の人は1日に摂るコレステロール量が300mg以下になるように心がけましょう.
といってもどの食品にどのぐらいのコレステロールが含まれているか,なかなかわかりませんよね?そこで参考までに以下にコレステロール含有量の多い食品を挙げておきます.
【食品100gあたりのコレステロール量】
いくら 480mg
鶏卵 420mg
鶏肉レバー 370mg
うなぎ 230mg
鳥のから揚げ 98mg
霜降り牛肉 87mg
魚,貝,エビ,イカなどのコレステロールはそれほど心配いりません.

●油料理は1日2品まで
油を使った料理は1日2品までにして,脂肪の摂りすぎに注意しましょう.

●肉より魚料理がおすすめ
肉に含まれる飽和脂肪酸はコレステロールを増やし,魚に含まれる不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる働きがあります.

●食物線維を摂りましょう
食物繊維は腸内でコレステロールを下げる働きがあります.毎食野菜を食べるようにしましょう.

●ビタミンも忘れずに
ビタミンCやビタミンE,カロチンはコレステロールの酸化を防ぎ,動脈硬化になりにくくします.果物,芋類,緑黄色野菜を積極的に摂るようにしましょう.

●禁煙
タバコは善玉コレステロールを減らし,ビタミンCを破壊して動脈硬化を促進します.

●適度な運動を
適度な運動は善玉コレステロールを増やします.

●お菓子やジュースは大敵――子供の高脂血症が増えています
飽和脂肪酸の多いチョコレートやアイスクリーム,糖分たっぷりのジュースなど,今の日本には子供でも高脂血症になりやすい食べ物が溢れています.動物性脂肪の摂りすぎも含め,食事には十分に注意するようにしましょう.

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posted by 院長 at 16:15| 食事療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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